まずは、当事者は、患者側は、病者側は
己の加害者性と向き合うのです
でも、ソノ加害者性をナントカ押し止どめてくれているなかま達のことを想い
そのなかま達もまた同じく己が加害者性に向き合っている姿を想い
そして、ソレは、お互いにナントカ押し止どめ合って生きている姿なのです
それが、患者会ではないのか、、、
だったら、患者会を開き続け
患者会を何時ものようにいつもと変わらずに開き続け
食事会で一緒に飯を喰い、生きづづけるだけです
「世間様や親や医者に殺されてしまわないように」
「他人を殺さないように」
「ジブンを殺してしまわないように」
そして、「カリタス小事件」の報道が続く限り
みんなの部屋でこう云うハナシが来週もされていくでしょう
「オカンにエルボーをやっちゃって、以来、オカンから強制入院させられるのが怖くて、逃げ回って、コンなに実家に近いのに近づけないんです」
「最初の夏レクには、そのおかぁはんと一緒に参加してたよなぁぁーーえばっちの後ろの席に二人で座ってたもんな、想えば長い道のりやなぁー」
「親父をグーで殴りました、グーで殴り合いですよ、包丁まで出ましたからね」
「なんで入院させたんやー、と叫びながら茶碗を片っ端から投げつけて、机をひっくり返しました、僕の方が包丁を出したんですよ」
「何を言っているんだ、オレなんか、もうちょっとで妹を殺すところだったんや、あの映画でもバクチク本でもキーサン革命宣言でも書いてた通りや、アレは悲惨やった、家の二階のふすまが血だらけになってた」
「ふすまが血だらけと言えば、そさんが酒を飲んで暴れた時は、ふすまがほちゃんの血で真っ赤になってて、玄関のドアが外れていて、オレ踏み込むとき、こりゃ、ほちゃん死んでるかもしれんなあと想いながら、恐る恐る踏み込んでいったんだ、恐ろしかったなぁぁぁーーあの時は、、子供たちは避難してたとは想うんだけれど、、、、ドウダッタノカ、、、」
「包丁はよく出るよな、れさんの枕の下の包丁はヤバかったなぁ」
「家族とのだけじゃなくて、友の会でも、包丁事件あったよなあ」
「あれは、被害者はくちゃんじゃなかったか」
「確か、とさんが包丁持ってくちゃんを追いかけまわしてたよな」
「その後だっけ今度は、ま君からずっと蹴り続けられるというのもあったよな」「そうそう、あの時はうちゃんがプロレス技で止めたんだったよな」
「うちゃんのプロレス好きが役に立ったなぁぁ、それにしたって、い君がさ、そういう一番肝心な時に、いないんだよな、便所で紙がねえっつって、やっと出てきたら全ては終わってたんだよ、良いガタイしているのに肝心な時に役に立たねえ、でその時、何で尻を拭いて出てきたんだ?」
「これは一生言われるんですかねー?仕方がないから、もらった賃金袋の紙をちぎって拭いてきたんです。だって、便所に紙が無かったんですよ」
「便所に紙がなかったって云うのとボーリョク事件とドッチが酷いハナシかな」
「一生じゃないぞ、コレは孫子の代まで語り継がれるハナシなんや、だってえばっちがアッチコッチで書いちゃってるんだから、、、、」
「そうそう、夏レクで主治医をモウチョットで殴り倒すとこマデいくのもアったって聞きましたよ、ソレが最後の一泊夏レクだったんだから、悲惨ですよね」
「アレ以来一泊レクは無いなぁぁーーもうゲンカイだったのかなー」
「一番近場のヤバかったのはナンだったっけかな」
「ねさんの入院の説得の時だったんじゃなかったんですか」
「そうそう、あの時は緊張したな、アタマを一発やられたダケで済んでヨカッタ」
「ねさんが手に真鍮のドアノブを握りしめていたのでヒヤヒヤしましたよ」
「れさんの入院の説得の時もタイヘンだった」
「そうそうあの時は、れさんが枕の下に包丁を隠していたのがワカッタもんな」
「大体な、なかまがなかまの入院を説得しに行くときはな、ジブンだって入院は絶対に嫌なんだから、そのゼッタイに嫌なことを説得しに行くんだから、包丁が出てきたって、殴られたって仕方ないことナンダよ、その時は覚悟を決めてなかまとともに、ナンと云うか、なかまから包丁で刺されたって、ソレでイイんだと云う覚悟で行くんだよ、サイゴは、、、、なんで、加害者にしか過ぎん精神医や看護士たちは患者に包丁出されるのをアンなにコワガるかなぁぁぁーー」
こう云うハナシが続くのです。コレがキーサンのセーカツなのです。
『被害と加害が二重逆転しながら』
『被害からも加害からも目を背けないんですよ』
そして今日、コレを書いているときだって、
前進友の会やすらぎの里作業所のみんなの部屋のセーカツは続くのです
食事会のメニューは
チキンの照り焼きで、ソースを掛けて喰ったら激ウマだったのです
お味噌汁の中にタップリと大根おろしを入れて喰うと云う
チキン照り焼き定食、会費300円だったのです
作業所のスタッフは「集団指導」と云う名の役人の講演を聞かされて
スッカリと疲れ果て今日は直帰させてくださいとメールが来たのでした
なかまの一人から電話はジャンジャン掛かってくるのでした
今日は、生活保護のことで役所に行く日だったのですが、
病院のワーカーをキラいなのでヘルパーさんと一緒に行って
役人にナニかイロイロ言われたらしくジャンジャン掛かってくるのでした
だからあれほどキライでもココはワーカーと一緒に行く方がいいと、
言ってきたのでしたが、、、
その後、入院中のなかまが、本当に久しぶりに訪ねて来てくれて、
「おやつはないんのんかぁー」と言いながら
インスタントコーヒーを一杯飲んで
彼は、砂糖はスプーン大盛三杯も入れるのです
でも、自分ではなかなかうまく入れられないので、なかまが入れるんです
そして、また、病院に帰って行ったのでした
そう『帰る』んですよ、精神病院にね
少しだけ新しいことが付け加わりました
ボクにとっては、大きな出来事でしたが、、、
それは、この状況の中で、この世間様のなかでは、
精神病患者会と云ってもとてもとてもムズカシい
だったら
その患者会を
作業所やデェイケアやサロンやグループホームの中での
つくりあげていくことはできないだろうかと
いや、そうすべきであろうと、想ったのです
そして、その作業所患者自治会こそが
孤立しガチななかまを
入院しガチななかまを
『誘って』くるのです
スタッフや専門職が医療が教育が行政が
まるで『外科手術』や『電気ショック』のように
断薬させたり、就職させたり、就学させたり、
退院させたり、引きずり出してくるのではない
なかまが、お互いに支え合って
お互いの加害者性と向き合いながら
『誘って』くるんですよ
お互いに作業所と云う場でスタッフのチカラも借りながら
みんなで、ココで、お互いに支え合って生きていかないか、と、ね、、、
「世間様や親や医者に殺されてしまわないように」
「他人を殺してしまわないように」
「ジブンを殺してしまわないように」
そうすれば、
なかまが、お互いに支え合って
お互いの加害者性と向き合いながら
患者自治会をつくって生きていきさえすれば
医療側がケーサツ側が家族側が
ジブン達を殺そうとし、閉じ込めようとし、無かったことにしようとしても
お互いに、守り合いながら、
なんとかなんとか生き延びることが出来ると想うんです
一緒に矛盾し合いナヤみ合いクルシみ合い、笑う時もありながら、
一緒に支え合ってセーカツし合い、スタッフたちのチカラも借りながら、、、、、
まずは、スッキリしないコト、キレイ事は言わないコトです
お互いに、支え合いながら、ナヤみ合いながら、
作業所と云う場でスタッフのチカラも借りながら
みんなで、作業所でココで、ココの場で、
患者自治会をこしらえて、
お互いに支え合って生きていきましょう
「他人を殺してしまわないように」
「ジブンを殺してしまわないように」
「世間様や親や医者から殺されてしまわないように」
希望は、あります、とてもあるのです
精神病患者会前進友の会やすらぎの里作業所
キーサン革命の鬼えばっち 江端一起
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