なぜ「働かない権利」なのか-地を這う病者のアルバイト・仕事歴から
③室町の呉服問屋の丁稚
このころは、ホントに「丁稚」という言葉がまだあって、内々には使われていたものだ。扱いも、ソノトウリであった。一番下っ端の丁稚の仕事は、店の前の掃除と、神棚のある部屋の掃除と、庭の掃除と、食堂の掃除と、商品の配達だった。
配達が実に危なかった。新町通りや室町通りといった、細い通りを配達の車とトラックと、片手運転の自転車が、行き来していた。トラックに引っ掛けられて、自転車ごとひっくり返る、という事故を何度したかな。二度か三度かはしたと想う。左手で、風呂敷に包んだ反物を荷台に載っけて、右手でハンドルを持って、浮き伝票持って、新町、室町、四条から五条まで、あの辺を走り回っていた。ほとんどの店の丁稚がそうだった。自転車の片手運転禁止ナンテ、そんなことできやしない。地下室にロッカーがあって、そこで、着替えて、毎晩夜間大学に走っていった。無理がたたったのか、この時も、肺炎で何週間か入院したことがアッタなぁー。
精神病患者会前進友の会やすらぎの里作業所
あくまでキーサン革命の鬼えばっち 江端一起
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