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❸患者会の病気(イ)>(ロ)>(ハ) (イ)の立場が、内因も心因も半分ずつあるんだと云うこの立場が、キーサン患者会40年セーカツし続けて来て、辿り着いた経験的なものです。

患者会の病気(イ)>(ロ)>(ハ)

心因とは
社会の環境のことです。会社の環境のことです。町や村の環境のことです。学校の環境のことです。家庭の環境のことです。要は、社会的要因・環境要因のことです。このことは、とても重要です。この部分を精神医たちは無視しがちです。すぐ、診断とかクスリとか脳波とか心理テストとかになってしまう。何故って、積極的治療主義の立場に立てば、環境要因はいかんともしがたいからです。会社のことや、地域のことや、労働組合のことは、精神医には関係がないというわけです。だからこそ、この環境要因のことは強く強く大きく大きく言わなければなりません。エバッチの個人的な体験ですが、一貫して僕は発狂の要因を京都簡易保険事務センターという、国鉄が分割民営化されていく時代、郵政民営化を巡って徹底した職場支配が行われていたその職場に、その職場の労働組合に問題があると言い続けてきましたが、誰も聞く耳を持たず、今から想えば、卜部院長と、笠医師と、現在の主治医黒川医師の三人が最もこの件に聞く耳を持たず、僕に着ける診断名を云々カンヌンを、僕の内因とは何のかを、云々カンヌンし続け、僕につける症状名を云々カンヌンし続けてきたわけです。最後の極め付けが、発達障害、アスペルだったわけです。たまりません。
内因とは
なんだかわからないけども、たしかに心因だけでは、環境因だけでは腑に落ちない何かがあるのです。確かに在るのです。それは、セーカツを一緒にし続けていると、分かってきます。でもそれは、心因をよくよくに話を聞いた末に、出てくるものであって、今の精神医や心理学者たちは、ココにバカリ執着しようとします。その執着先が、脳の生物学的変異であったり、その偏移や変異の遺伝子探しに帰結してしまいがちになります。なんでかなー。因みに、発達障害論者のほとんどが、結局にココに行きつくことになります。さらにまた、積極治療主義者たちが、結局はココに行きつくことになります。
 
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 だから、精神病患者会としては、心因も半分なら、内因も半分という地点に立っています。だから、(イ)(ロ)(ハ)がこの順で不等号で結ばれています。(イ)の立場が、内因も心因も半分ずつあるんだと云うこの立場が、キーサン患者会40年セーカツし続けて来て、辿り着いた経験的なものです。
 でも、もし内因が少なめで心因が多めという(ロ)があるとしたら、それが上記の患者会の構成の中の(D)グループの人たちなのではなかろうかと想うのです。そしてそれは、あり得ることだと想います。ただ、ここで問題なのは、実は(ロ)の立場にもモンダイがアルと云うコトなのです。そうそれは、今度は社会変革さえ成し遂げられれば、あるいは『理想的社会』が実現でき得れば、モンダイは解決すると云う風に考えがちな活動家に巻き込まれてしまうことです。ありていに言ってドンな『理想的社会』が成立したとしても、キチガイキチガイである、と云うコトなのです。もちろん、社会を変えていこうとする努力に水を差しているわけではありません。しかしながら、ソレだけで、キチガイが解放され幸せになれるのだと云う、これもまた、ある種の引き回しに近いまやかしには、チガウ、と云うコトなのです。でもまた、ありていに言って、(ハ)の立場よりは、全然立派なわけではあるし、実際のセーカツ上での精神病患者会への有形無形の支援を頂いているみなさんには、『理想的な社会』を目指す『社会変革』の立場の活動家の皆さんが多いことも確かであり、それは、ありがたいことなのです。でも「精神病のイロハ」「患者会のイロハ」を理解はしておいてくださいよ、シッカりと押さえておいてくださいよと云うコトなのです。「引き回し」と云うモンダイにツナガりますよ、と云うわけなのです。
 
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そのうえで、(ハ)の立場は、患者会として徹底的に対立していかなければならない腐った生物学的精神医学者の、社会を変えていこうと云うことを無視していくための愚かにもほどがある腐りきった外道の所行ということになります。だから、病気に関しては、『精神病』と云うクルシサ、シンドサが『ビョーキ』『障害』として厳然とあり、世の中がそのクルシンでいるニンゲンを『殺そう』『閉じ込めよう』『無しにしよう』としてくるので、生き延びるために『精神病患者会』が必要なのだと云う立場です。ソレがキーサンのセーカツそのものから出発する時、その営みが『キーサン革命』そのものであり、そして、その内因としか言いようのないものが半分なら、心因と云う環境要因、社会要因が半分なのだ、だから、社会要因を無視するな、内因ばかりに眼を向けるんじゃない、病者を取り巻く環境のことを無視するな、でも、内因としか言いようのないものもまた半分は在るのだ、だが、しかし、残りの半分の環境要因を無視させないのが、キーサン患者会と云う立場です。
 
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しかも、サイゴのサイゴには、精神医や心理職などの専門職に決めさせるな。ジブンのシンドサとクルシサには自分で、ナマエを決めさせろ、と云うのがキーサン患者会の立場です。精神病患者会のイロハです。




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