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「働かない権利」とはナンなのだ   障害者雇用水増し事件に悲しくなる  二〇一八年に発覚した「障害者雇用水増事件」に哀しくなる。「障害者雇用」が蔑ろにされていたことに哀しくなってるのではない。反対だ。「障害者雇用」をチャントやれという報道や運動に哀しくなってくる。ツラくなってくる。クルシくなってくるのだ。 「反社会復帰」とは何なのダ? ドウいうことなのダ? リクツやない。叫びや。 「労働」「働く」ってそんなにエエコトなんかいや?

「働かない権利」とはナンなのだ

障害者雇用水増し事件に悲しくなる

 

 二〇一八年に発覚した「障害者雇用水増事件」に哀しくなる。「障害者雇用」が蔑ろにされていたことに哀しくなってるのではない。反対だ。「障害者雇用」をチャントやれという報道や運動に哀しくなってくる。ツラくなってくる。クルシくなってくるのだ。

「反社会復帰」とは何なのダ? ドウいうことなのダ? リクツやない。叫びや。

「労働」「働く」ってそんなにエエコトなんかいや?

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 テレビのニュースで例の政府機関や裁判所での障害者雇用水増し騒動の報道を見ていて、シンドくなってきたのだ。苦しくなるのだ。つらくなるのだ。哀しくなるのだ。「障害者雇用」が蔑ろにされていたことに哀しくなってるのではない。反対だ。「障害者雇用」をチャントやれという報道や運動に哀しくなってくる。ツラくなってくる。クルシくなってくるのだ。またもやの「障害者雇用」を推進せよとの声には、もうクルシサしか感じない。

 働けない、オモタいキチガイは、どうなるのか。オモタいしんどい精神病患者は、またもや置いてけぼりを喰らわされるのか。そもそも、「働ける」ような病者障害者、何かデキル病者障害者、何かの才能がアル病者障害者が、そんなに良いのか。何にも出来ない、クスリもオモタい、シンドい、働けない病者はどうなるのか。

 だからこそ、キーサン革命は、キーサン革命の鬼は叫び続けてきた(「キーサン」とは、やくざが「ヤーサン」なら、わしらキチガイは「キーサン」やという、「生命の底で居直る」誇りと意識をもった精神病患者会に集う者たちの自称である)。

今回も、叫び続けるしかない。「働かない権利」だと、「反社会復帰」だと。「働く権利」と「働かない自由」ではない。「働く権利」追求ならば「働かないのも権利」だと、そうキチガイは叫ばなければならない。だって、オモタい働けない病者は、働けるカルい、クスリも軽い「健病者」に差別され、いいようにヤラレてしまうからである。だって、大概のいままでの社会復帰論者、福祉制度政策提言路線の発達保障路線の専門職や家族らは、大概、「働く権利」と、せいぜい「働かない自由」と言うてきたんですよ。そして、軽めの健病者たちが、コンなに気持ちよく楽しく社会貢献しております、働いておりますよと、宣伝に努めてきたんだから。それが、今度の「水増し事件」で、ソンなウソがふきとんじゃったんだから。

でも、たからこそ、そういう制度政策提言社会復帰就労活動家たちは、その嘘をホントにするべく、障害者を雇用しくされと、迫っていくわけです。アベチンですら「四千人国家機関で雇用してみせる」なんて言い始めたんだから尚更、活動家諸氏は、今度こそ、障害者を働かせて見せると、働いて見せると息巻いているわけです。

これではタマラナイ。オモタイ、シンドイ、ツライキチガイは、働くのはもう堪忍してほしいんですよ。シンドイんですよ。「働かない権利」を叫ばざるを得ないですよ。チガいますかいな。

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「働いて社会復帰する見込みのない患者は退院できない」

 

 精神病者は、退院したいときに、診察室でこう言われたんですよ。前進友の会の古い面々は、精神医からも家族からも、「まずは、社会復帰して働く見込みがないと退院はできません。退院は許可できませんよ」と。精神医が、主治医が、診察室でこう言うんや。「アンタには働いてもらう、アンタにはワシはゼッタイに年金の診断書は書かん」と。ほんまに、そう言われたんやから。だから、喰うために働いたんですよ。精神病で年金や生保が取れるなんて、夢にも想わなかったんだから……。

  だから、みんなの部屋のみんなの職歴聞いたら、びっくりするぜ。そんなに甘くはない。それは、キーサンが一番よく知っている。「前進友の会」の「みんなの部屋」の猛者たちは精神病院と釜ヶ崎を行ったり来たりしながら生き延びてきた。釜ヶ崎と精神病院の間で、生き延びたんだから。そんなに甘くはないんだよ。精神病で生保や年金取れるなんて、誰も想ってもみなかったから。生きていくには、働かなきゃならんかったんだから。それで堪えられずに死んでいくなかまもいたんだ。再入院を繰り返すなかまも居たんだ。

だから、おれ達は、生命の底から、腹の底のソコから「反社会復帰』と叫んだの。「働かない権利』と叫んだのや。

 

障害者雇用促進音頭に踊らされ、障害者の中にヒエラルキーが生じさせられる

 

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 ところが、今の世の中では「広汎性高機能性発達障」が流行なもんで、社会復帰も労働も、「高機能性社会復帰」「高機能性障害者雇用」が幅を利かせてるんですかいな。「肉体労働』には眼もむけずに、国家公務員試験受けたり、博士取って大学の研究者になったり、あまつさえ精神医、精神医療従事者になったり、福祉施設の職員になったり。あるいは、この際アベチンの四千人の大盤振る舞いに、シッカリ乗って、国家公務員や地方公務員に入り込むんですかいの……。「広汎性高機能性発達障害」者の諸君は「広汎性高機能性社会復帰」を目指しますのんかいな。大概にしとけや、ほんま……。

ドウしてこうもオモタい精神病者を見下せるのか、置いていけるのか。30万人を病院の厚い鉄の扉の向こうに置き去りにして、国家機関に就職できる四千人の枠内にすべり込みですかいの。今度厚生省に抗議に行ったら、出てきて対応するのは「当事者スタッフ」的な今次の「障害者雇用水増し事件」を受けて大号令の下に「障害者雇用推進」されたお役人様が登場ですかいの。

 だいたい、クスリゼロになって、「先生」と呼ばれる五職(研究職・教職・創造職・福祉職・医療職)になれるヤツなんて、ほんの一部のエリート「健病者」に決まってる。それか、はなっか、健常者ナンダヨ。「発達障害」や「健病者」ですらナインだから、そりゃ、働けるダロウよ。バカバカしいったらありゃしない。

この四千人規模の政府機就職枠を巡って、採用試験がスタートしたらドンな博士者、障害学者、ハツタツショウガイ者で溢れかえるか、見ものですな。実のところ、ほんの一握りの「障害者エリート」でっしゃろな。

そして、三〇万を超える入院精神病患者や、働くこともできず、クスリも重く身体も重く、つらいシンドイ、ヒィヒィ言いながら日々の暮らしを送っている圧倒的な「病者大衆」「患者庶民」の上に「エリート雇用障害労働者官僚猿』として、君臨することになるのです。そのもう一方のふり幅のトコロに作業所「当事者スタッフ」なる在り様を宣伝しつつ。こういう構造は、延々と続くのですよ。そして、ヤッパリ今まで言ってきたように、オモタいシンドいツラい精神病患者と閉鎖の入院患者は、またもや置き去りにされるのです。障害者雇用促進音頭の踊り手たちによって。

精神病患者会前進友の会やすらぎの里作業所

あくまでキーサン革命の鬼えばっち 江端一起

 

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